●方法2
ほんとにリツチな生活を築くためには、手入れは教育と知ることである。





大げさかも知れませんが、「家」の手入れというものは、家庭でできる最大の教育ではないかと私は思います。毎日使う部屋、各部分、モノに対して手入れをするということは、そのモノの価値を認め、感謝する心を育てます。その心が、人とモノの快適な関係、また対人関係でのそれを築きます。ですから、モノに対して手入れをするということは、様々のモノや人に村して温かい心で接する術をリアルに教えてくれる絶好の機会といえるのではないでしょうか。そうするためには、手入れをする当事者が、モノに対してぞんざいに扱うことなく、丁寧に心を込めて手入れをすることが前提で、こうした家庭内の教育こそ最も自然で効果的な教育の機会ではないかと思えるのです。
 加えて、モノを大切にするということはもちろん、経済的、合理的なことでもあります。自分の気に入ったモノを大事に使い切り、楽しむといったことが、一番リッチな生活だと思います。

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