大岡山の家(光と風の部屋)
3年ほど前に私が手掛けた共同住宅のご子息夫婦の住宅である。
実家のある敷地に隣接する貸し駐車場の一角の、住宅のたち並ぶ環境である。
貸駐車場の出入り口の関係により、南側をそれ程空けることが出来ない設計条件となったため
冬の南の光と夏季の通風を室内に満たすための吹き抜け、トップサイドライト等の工夫がこの家の見所である。
自然力を最大限に利用した住宅(夏の通風、冬の日当たり、西側の眺望の確保)
他の留意点は 基本的な住宅性能の確保、防犯、東道路側のプライバシーの確保、落ち着きのある住まい、メンテナンスのし易さ、絶対的な断熱、気密
畳の居間を大きくとり、それに付随して食堂、又家事が楽しく出来るように、各部屋が見渡せる位置にキッチンを配置した。
外部は品のあるシンプルさの中にメンテナンスのし易さ、楽しさを演出、内部は床、壁とも自然素材を採用して健康的なことも考慮している。
それでも、素材の使い方などを工夫したコストパホーマンスの高い家である。
若い夫婦のための外断熱、外部通気(屋根、外壁) バリアフリーの住宅でもある。



延べ床面積・・・107.67平方メートル(32.43坪)
構造・・・木造在来2階建て
竣工・・・H20年 12月
施工会社・・・株式会社 高橋建設
建築費・・・2435万円(家具、外構込、 税別)