豊橋の家(離れ)
 本居宅、倉庫、車庫などがある大きな敷地の敷地内増築<離れの新築>である。
周囲は農業を営む家の多い集落環境である。
大きな敷地なので日照、風通しなどはごく普通の考え方で確保できる。(本宅との関係位置をよく考慮)
<離れ>という住宅の性格上のプラン、配置は普通の住宅とは少し違うが、いつもの通り自然の力を第一に取り込み利用している。
基礎、躯体等の構造耐力的な部分、断熱、気密、遮熱にも充分考慮し予算を配分し、バランスの良い予算配分を心がけた。
仕上げ工事、飾り工事には予算はそれなりの予算にして、毎日使う所や水周りには十分な予算を配分した。
冬の南の光と夏季の通風を室内に満たすための吹き抜け、必要充分な収納計画の工夫がこの家の見所である。
その他の留意点は防犯、落ち着きのある住まい、メンテナンスのし易さ、若い世代の表現(形態、色)、本宅との距離感など。
居間を大きくとり、それに付随して食堂、又家事が楽しく出来るように、各部屋が見渡せる位置にキッチンを配置した。
外部は品のあるシンプルさの中に特にメンテナンスのし易さ、楽しさを演出、内部は床、壁とも自然素材を採用して健康的なことも考慮している。
素材の使い方などを工夫した外断熱 遮熱、バリアフリーの長期優良住宅規格の次世代の省エネ住宅でもある。




延べ床面積・・・105.42平方メートル(31.77坪)
構造・・・木造在来2階建て
竣工・・・H22年 6月
施工会社・・・株式会社 杉野建設工業 
建築費・・・1850万円(税、家具、外構、排水槽ポンプ込み)