新見邸新築工事 
周囲は程よく家が立ち並ぶ渋谷の住宅地である。
道路も狭く当該敷地も20cmほどセットバックして道路を広げている。
家が建て込んでいるので、他家や道路からの視線、プライバシーに留意し大き目の中庭方式を採用した。
1階から3階までの外回りの開口部は小さめで防犯性等を高めている。
その代わり中庭に面する開口部は大きく取り、採光と風通し(夏の通風、冬の日当たり)の自然の力を最大限に生かすことに留意した。
 パブリックな部屋を2階に大きくとり、充実の収納、使いやすい水回り
作り付けの家具、動線の考えられた台所など、住まいとしての快適さを追求した、バリヤフリーの住宅でもある。
性能的には断熱、遮熱性能を考えて鋼板断熱充填パネルを採用した。
構造的には基準法の1.5倍の強度を基準にして耐震性を高めた。
内部空間は使いやすさ、楽しさを演出、内部は床、壁とも自然素材を採用して健康的なことも考慮している、コストパフォーマンスの高い家でもある。
普段の極度にハードな仕事を考えて、家ではほっとする空間、素材、雰囲気の演出に最も力を入れて計画した。



延べ床面積・・・252.13平方メートル(76.27坪)
構造・・・鉄骨造の3階建
竣工・・・H24年 10月
施工会社・・・桃山建設株式会社 代表 川岸孝一郎、現場担当 山田浩一郎
建築費・・・6430万円(厨房、エアコン、換気工事、家具 工事込 税無)